2016年度の駒場東邦中学の合格体験記にも書かれていますが、中学受験をさせる親の気持ちには幾つか目的があります。まず有名私立大学の受験をするより、中学のうちに付属中学に入ってしまえば、今後大学受験をせずに行きたい大学にエスカレーター式に入れるという期待があります。また高校、大学という最終受験をせずに、学生らしい生活を送るためにも中学のときに受験をさせたいという親もいます。

また一時、区立の中学の子どもたちの中で、学校内暴力などが増えたときがあり、そのイメージがあるため、できるだけお行儀のいい私立中学に入れたいという場合もあるようです。そして大学受験は新たに考えるとして、そこまでは私立中学は勉強のレベルが高いため、中学受験をしたいという親もいます。他に親たちの生活レベルが一定なので、その方が好ましいと思っている親もいるようです。他にも親の単なる見栄だったりすることも。

また最近は区立中高一貫校の充実により、私立中学にはない魅力があることから、中学受験はますます熱くなっているとも言えそうです。今までは区立の中学の教育のキメの粗さが、私立中学の人気にもつながっていました。しかし最近は区立中高一貫校の教育内容も評価が高く、月謝なども安いので是非受験させたいと思っている親も多くいます。

また、これらの理由の幾つかが重なっている場合などそれぞれです。そして子どもは小学校の中学年ごろから中学受験に向けて塾に通うというのが、典型的な都心型小学生と言えるのではないでしょうか。中学受験はどうしても都市部に多く、地方には少ないという傾向があるようです。